お知らせ・コラム

粉瘤(ふんりゅう)とは?

粉瘤(ふんりゅう)とは、皮下腫瘍の一つで、アテロームや表皮囊腫(ひょうひのうしゅ)とも呼ばれています。体のどこにでもでき、複数できる場合もあります。
ドーム状に盛り上がっており、中心近くに開口部(黒い点)があります。腫瘍は表皮成分でできた囊腫(ふくろ)で、囊腫の中には角質(垢)が充満しています。

さて、粉瘤があったらどうしましょうか。

粉瘤の対処方法

私のおすすめは、小さいうちに切除してしまう!です。
理由は、
1. 感染したら痛みや腫れが出てくる。
2. 大きくなったら傷も大きくなる場合がある。
3. 外用薬や内服薬では治らない。
4. 稀に悪性の場合がある。

開口部を含め、囊腫を完全に切除すると基本的に再発はありません。
ただし、感染した「炎症性粉瘤」の場合は、囊腫が溶けていることが多く、完全に切除出来ない場合があります。

当科での切除法

くりぬき法

4~5㎜の穴を開け、囊腫を摘出します。

切除縫縮法

皮膚のしわに沿って紡錘形に皮膚を切開し、囊腫を摘出します。
その後皮膚を縫合します。

患者様のご希望や、場所にもよりますが、<くりぬき法>が多いです。
切開を繰り返し、瘢痕(はんこん)の強い症例は<切除縫縮法>で行う場合があります。

* … * … * … * …* … * … * … * …
  鹿児島園田眼科形成外科
    園田 わかな
* … * … * … * …* … * … * … * …
KEYWORD

一般形成外科についての最新情報

ご予約・アクセス

TEL/099-210-5311

鹿児島市中央町 29-4
鹿児島中央駅から徒歩5分
都通電停前/駐車場8台