お知らせ・コラム

粉瘤 〜手術の実際・くり抜き法編〜

こんにちは😊

本日再診で来院された患者様の写真です。
後頸部(こうけいぶ)の直径約45mm の炎症性粉瘤です。

 

 

 

 

 

 

丸で囲った範囲が粉瘤の大きさです。中央〜右側は炎症があり発赤を認めます。

 

<手術>

局所麻酔の注射を行い、麻酔の副反応が無いか10分〜15分様子を見ます。

消毒をして、くり抜き法で粉瘤を摘出します。

生理食塩水で綺麗に洗浄し、ガーゼで保護して終了です♪

 

 

術後1.5 ヶ月の本日の写真です。再発もなく経過良好です。

くり抜き法の傷は5mm でしたが、皮膚に馴染んで傷跡は目立ちにくいです。

分かりにくいので傷あとに丸印をつけます。

炎症が強かった部分は炎症後色素沈着がありますが、徐々に消えていきます。

 

 

利点:傷あとが目立ちにくい。その日からシャワーができる。

欠点:術後1~2 日出血がある。稀に再発がある。(特に炎症性粉瘤の場合)

 

 

当院での粉瘤手術はほとんどがこの流れになります。

くり抜き法で対応できない難症例は切開を追加し縫合術に切り替えています。

 

 

術後は①翌日(必要な方のみ)
   ②10 日〜2週間後(治癒したかどうか確認)
   ③1〜2ヶ月後(瘢痕や、再発がないか確認)

この3点で診察することが多いです。

 

 

ご参考までに!

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  鹿児島園田眼科形成外科
    園田 わかな
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